男子

ラッキーカラー

経済学部2年  山口 快人

日頃より大変お世話になっております。経済学部2年の山口快人です。
先日行われた学期末試験を終え、ついに2年生の試験がすべて終了しました。これにより、日吉キャンパスでの生活も一区切りを迎えました。塾高からの友人たちは、5年間通い続けた日吉を離れることに寂しさを感じていましたが、私にとって日吉はまだまだ特別な場所です。なぜなら、記念館という素晴らしい環境が私たちの練習の本拠地であり、残り2年間も引き続き日吉に通うことができるからです。それでも、4月から始まる三田キャンパスでの新しい生活には大きな期待を抱いています。東京タワーの麓に広がる落ち着いた雰囲気の三田で学べると思うと、今からワクワクが止まりません。

さて、気づけば1月もあっという間に過ぎ去りました。年始や成人式といったイベントが続き、これまでで最も短く感じた1月でした。私は中学まで岐阜の学校に通っていたため、成人式も地元・岐阜で参加しました。久しぶりに再会した友人や、年に一度会うような友人と多くの時間を共に過ごし、改めて地元の温かさや居心地の良さを実感しました。

今回は、「ラッキーカラー」というテーマに沿って、「色」について書かせていただきます。皆さんは「勝ち色」をご存じでしょうか? これは、私が地元・岐阜で学んだスポーツ科学の一つです。「勝ち色」とは、自分のパフォーマンスを最大化できる色のことを指します。特に水泳界では広く知られており、ゴーグルの色にこだわる選手が増えました。実際、ゴーグルの色によってパフォーマンスが左右されることがあるからです。私が中学3年生のとき、JOCでこの「勝ち色」をチームに取り入れ、全国ベスト8に貢献しました。私たちは、プレー中に常に目に入る手首に、それぞれの勝ち色のテーピングを巻くことで、試合中でも自分の色を意識し、最高のパフォーマンスを発揮できるようにしました。この「勝ち色」は人それぞれ異なり、最適な色を選び出す必要があります。具体的には、10色以上の折り紙を用意し、上体反らしや立位体前屈などの柔軟性やジャンプ力や握力などのパワー・筋力の測定を行い、最も身体に良い変化を与えた色を「勝ち色」としました。私自身は腕相撲で勝ち色を判断しましたが、色によって力の入り方が異なることを実感しました。無意識のうちに身体が色に反応し、筋力が入りやすくなったり、柔軟性が向上したりするなど、非常に興味深いものです。

今回は「勝ち色」について紹介しましたが、色が身体のパフォーマンスに影響を与えることは、スポーツだけでなく、日常生活や仕事・勉強にも応用できると考えています。緑がリラックス効果をもたらすことは有名ですが、他の色にもその色の持つ心理的効果があるのかも知れません。自分の身体と色の関係を知ることでパフォーマンスの最大化を図ることができるでしょう。ぜひ試してみてください。

最後になりますが、チームは4月に開幕する春リーグに向けて準備を進めています。私は、自分のプレーが最大化できるよう、様々な側面からアプローチしていきたいと思います。関東一部復帰を目指し、引き続き精進してまいりますので、今後とも温かいご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

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