男子

挑戦の礎

法学部政治学科1年  今田 匠海

日頃より大変お世話になっております。法学部政治学科の今田匠海と申します。
 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。昨年中は多大なるご支援を賜り、心より御礼申し上げます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 日吉の銀杏並木もすっかり葉を落とし、冬の寒さがひときわ身に染みる季節となりました。新たな一年の幕開けに際し、気を引き締めて取り組んでまいります。

 さて、先日春高バレーが開幕し、神奈川県代表として慶應義塾高校(以下、塾高)が出場いたしました。後輩たちにとって最後の大会ということもあり、多くの方が会場に足を運ばれたことと存じます。塾高は3回戦まで勝ち進み、ベスト16という輝かしい結果を収めました。昨年まで同じコートで戦った仲間たちがこのような成果を残してくれたことを心より誇りに思うとともに、自分たちの代で春高に出場する夢を叶えることができなかった悔しさが改めて胸に迫りました。

 今年の春高では、塾高は全試合がフルセットに及ぶ激戦となりました。特に、負傷を抱えながら奮闘したキャプテンの活躍や、相手校選手たちの意地が籠ったプレーには、会場全体にたくさんの感動を与えていたと感じます。春高の舞台を見せてくれた後輩たちに深く感謝するとともに、引退した3年生にはしっかりと身体を休め、新たな道での挑戦を楽しんでほしいと心から願っています。

 私自身は、現在塾バレー部に所属し、日々バレーボールに取り組む中で、「怪我の予防」の重要性を改めて実感しております。春高では塾高のキャプテンが負傷を抱えながら試合に臨むことを余儀なくされ、精神的にも肉体的にも非常に厳しい戦いであったのではないかと思います。また、昨年の塾バレー部においても、怪我が選手たちにとって大きな障壁となっていた場面が少なからずあったように感じます。

 怪我は選手の実力発揮を妨げるだけでなく、治療やリハビリに要する時間が練習の遅れを招き、他校との差が広がる要因にもなり得ます。そのため、怪我を未然に防ぐことは、選手としてもチームとしても極めて重要な課題であると感じます。日々のストレッチや柔軟性向上を目的としたトレーニング、筋力強化、そして正しいフォームでの練習を徹底することが不可欠です。また、過度な負荷を避け、適切に休養を取ることも選手生命を守る上で欠かせない要素だと感じるばかりです。

 さらに、チーム全体で「怪我予防」に対する意識を共有することも非常に重要であると考えます。選手個人の努力に加え、選手一人ひとりの体の調子をお互いに共有し、無理をさせないなどの対策を講じることで、怪我のリスクを最小限に抑えることが可能になると確信しています。

 それでもなお、怪我を完全に無くすことは難しいことでしょう。その際には、焦らず治療とリハビリに専念することが大切です。無理な早期復帰を目指すことで再発や悪化のリスクが高まるため、長期的な視点を持って身体を回復させることが、結果的に選手としての未来を守ることにつながると考えます。

 バレーボールを続ける中で、結果や勝利を追求することも重要ですが、健康な身体で競技を楽しむことこそが、スポーツの本質であると私は思いますので、今年も怪我なく、一歩一歩着実な成長を遂げていけるよう努めてまいります。

 最後になりますが、2025年が皆さまにとって健康で実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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