日頃より大変お世話になっております。文学部4年の軍司歩人です。
現在、4度目の緊急事態宣言が首都圏に発令されております。思えば去年から今年にかけての1年間の半分以上が“緊急事態”という冠履転倒な状況となり、良くも悪くもコロナ禍の日常に慣れ始めてきてしまった気がします。一方で体育会活動にしても、学連の活動にしてもコロナ以前の仕事のやり方が通用しない中で道を模索することが求められてきたという意味では大きく成長することができているとも感じております。
最近はコロナに加えて連日30度を上回る猛暑となっております。マスクを着けて過ごす2回目の夏本番です。皆様、体調とマスク焼けにはどうぞお気をつけください。
さて今回の活動日誌には「4年間に一度の舞台」という題をつけさせていただきました。4年という期間を長いと感じるかどうか。皆様ご存知の通り、現在東京で開催されているオリンピックは4年に一度世界の各都市を巡って開催されます。今回のオリンピック開催1年延期は異例の措置ではありましたが、前回のリオデジャネイロ大会(2016年)は私が高校2年生の時に開催されました。そこから5年間、ひたすらバレーボールと向き合ってきたと思うと非常に長い時間が経過したように感じる反面、振り返ってみればあっという間だったような、少し不思議な感覚があります。
今回のオリンピックの開催に当たっては、直前まで開催の可否について意見が分かれました。感染者数の増加や医療体制の逼迫の中で「選手のために」という綺麗事を通しても良いのかという声も多いことも承知しています。それでも、私としてはオリンピックが開催できてよかったというのが率直な感想です。想像もできないほどの努力の結果として各国の代表枠を勝ち取り、メダル獲得に向けて準備を重ねてきている選手たちのことを想うと、彼らの想いに報いなければならないと強く思いました。ましてやこれまでスポーツに携わってきた身として、努力に努力を重ねることの大変さとそれでも及ばないことがあるという勝負の世界の過酷さを多少理解しているからこそ、オリンピックの舞台で戦うアスリートたちがとてつもなく偉大な存在に感じられます。
少し話は逸れますが、今日までの今回大会の競技の中で体操男子の内村航平選手が種目別鉄棒で予選敗退したことが私にとって大きな衝撃でした。2012年のロンドン大会と2016年のリオデジャネイロ大会の個人総合で2大会連続の金メダルを獲得し、東京大会では鉄棒1種目での出場とはいえ、4大会連続出場を果たした内村選手。個人的には東洋高校の先輩ということもあって今大会での演技も非常に注目して観戦をしていました。しかしそんな選手であっても本番において失敗することがある、彼が試合終了後に語った「報われない努力もある」「人生においてこういうことも大切なんだろうな」という言葉の裏には私では到底想像できないほどの強い想いがあるのだろうと感じさせられました。
超人的な演技・プレーが飛び出すオリンピックは選手たちの全てを賭けた戦いが見られるからこそ感動させられ、魅了されるのだとこれまで大会を観戦してきて強く感じさせられます。大会自体は終盤に差し掛かろうかというところですが、残る競技も引き続き応援していきたいと思います。
オリンピックが「4年」おきに開催されるということを意識した時、大学の体育会活動も同じ4年間であるとふと感じました。さらに言えば大学生活は基本的に2度目の挑戦はありません。規模やレベルは違いますが、大学入学当初の自分から見れば、体育会に所属して大学スポーツに携わっていること自体が想像もできないような貴重な経験です。ましてや選手たちは日々練習を重ね、ここ2年はコロナの中で開催されるかもわからない大会に向けて黙々と準備を進めてきています。
今年は私たちの代にとって大学最後の年でもあります。塾バレー部はじめ、選手たちの想いを汲み、活躍の場を設けることが自分の使命であると強く感じています。バレー部として、学連としての活動は早くも残り4ヶ月となりました。秋のリーグ戦、さらには全日本インカレの開催を実現するため奮闘してまいりたいと思います。
最後になりましたが、今後とも塾バレー部、並びに関東大学バレーボール連盟の活動にご理解ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
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