男子

9×9

文学部3年  山木 柊

日頃よりお世話になっております。
文学部3年の山木柊と申します。

寒さが厳しくなり、冬の足音が近づいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私がこの活動日誌を書いているのは、11月25日。来る全日本インカレ初戦の前日でございます。部員たちは皆様に公開されるより一足早く、今日私の文章を読むことになりますので、試合前日にみんなに良い活動日誌を届けなければいけないというプレッシャーを強く感じております。

もちろん書くことは一つ。全日本インカレのことです。

まずは4年生の皆さん。ついこの間まで下級生として一緒にギャーギャー騒いでいたのに、気づけば最上級生になり、役職を持ち、最後の大会というところまでとうとう来てしまいましたね。このチームの中で一番長く時間を共にし、学年を問わず仲良くできる皆さんのことを同期のように思っていました。時には一緒になって反乱軍を作り、時にはぶつかり合いましたが、そんな皆さんと戦う試合もあと数えるほどしかないというのはなかなか実感できません。思い出も皆さんへの想いもたくさんありますが、試合前日に感傷的になっても仕方ないので、また今度の機会にしましょう。

さて全日本インカレとは、一年の集大成として私たちがどれだけ成長してきたのかを表現する最高の舞台です。この1年間、我々は強くなりました。春リーグと比べ、快人(経2)とのコンビは見違えるほど向上し、両翼の決定力は関東一部にも通じるものになったと確信しています。そして頼もしすぎる1年生の匠海(法1)の安定感と、両ミドルのブロックのネット際は慶應のバレーを粘り強いものに変えてくれました。そして真幸(商2)。春リーグ期間、君が怪我でベンチに入れない中、悔しい思いの中で必死にしてくれた応援は、秋リーグにも引き継がれ、今では慶應の強みになっています。これだけの成長は、決して容易いものではありません。強い思いで毎日練習し、着実に積み上げて初めてできることです。そんな私たちの1年間を、バレーボール人生の全てを、9×9の小さな世界に全てぶつける気で戦い抜きましょう。

そして、全日本インカレという4年生にとってバレーボール人生で最後の大会で、私たちは毎年何かを起こしてきました。一昨年の全日本インカレでは、春の入れ替え戦で敗れた国際武道大学に勝利し、昨年の大会では、一昨年の全日本インカレで敗れた愛知学院大学に勝利するというリベンジを何度も経験しました。今年のリベンジマッチは2回戦に控える早稲田大学戦。すでに4敗している早稲田に勝ち、我々が当たり前を超えられる最後のチャンスが目の前にあります。

悔しいことに明日の試合では私はコートに立つことはできません。
「絶対に勝ってこい」とは言いません。みんなの今年一番のプレーを、試合を見せてください。
いや見せてやりましょう。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる