男子

言葉に込める意志

経済学部3年  河村 歩奈

日頃よりお世話になっております。
経済学部3年渉外主務の河村歩奈です。
日増しに冬めいている今日このごろですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
急激な気温変化により喉の風邪が流行っているそうなので、皆様におかれましてはくれぐれもご自愛ください。

さて、11月3日に行われた全早慶明定期戦で会場に足をお運びいただいた皆様、配信をご覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。本大会ではInstagramライブで配信を行っていたのですが、各試合200人を超える方々にご視聴いただき、心より嬉しく感じております。また全明治大学戦では6年ぶりに全本塾の勝利という結果となりました。コート上で全本塾を代表し戦った選手や卒業生の先輩をはじめ、全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。改めまして開催のために尽力していただいた早稲田大学の皆様、明治大学の皆様、誠にありがとうございました。

11月を迎え、代交代を終えた部活が多くなってまいりました。また、私が本部員として参加している主務連絡会でも、同期の3年生が主務として参加している部活も増えてきており、4年生と共に活動できる日々が少ないことを実感し寂しく感じています。代交代を終えると、多くの部活が4年生の引退ブログを掲載します。私は1年生の頃から、その執筆者が知り合いであろうとなかろうと、それらのブログを読むことが好きでした。部活について何か悩みがあるとき、自分の思考レベルそのままで考え続けていたとしても、解決することは難しいです。そんなとき迅速な解決のためには他の人の思考に頼る必要があると考え、他の多くの人のブログからたくさんのヒントをもらうことで、その悩みを自分なりに解釈して解決してきました。

このように体育会生の書くブログ好きを公言している私ですが、先日先輩から京都大学サッカー部マネージャーの方が書いたブログを紹介していただきました。ここでリンクを紹介することは避けますが、「当事者たれ」というタイトルのブログですので、興味のある方はぜひ検索してみてください。

このブログを読む中で改めて実感したことは「言葉にすることの重要性」です。このブログの中には「このチームを勝たせるのは私だ」という強い意志の感じられる言葉が綴られています。このようにいくら情熱を持ってチームのことを想っている人でも、高尚なことを考えている人でも、それが言葉にならなければ他の人にその思考は伝わりません。無限の考えを言葉という有限なものに落とし込む。その中で選ばれる言葉、反対に選ばれなかった言葉にこそ、その人の考えが表れるものだと思います。またその紡いだ言葉が冗談なのか本心なのか、聞いてる人にとってはそれもわかりません。だからこそ、信頼される人になるためにはどんなときでも言葉に一貫性を持たせなければならないのです。

私にこのブログが刺さった理由として、私が強い言葉を使うのが苦手で歪曲した表現をしてしまいがちというものが挙げられます。本心では「〇〇すべきだ」「〇〇しなければならない」というほど強い感情を持っていたとしても、「〇〇していただけたら嬉しいです」や「〇〇した方がいいかも」という言葉を選んでしまいがちです。どんなこだわり・覚悟を持っていたとしても、使う言葉・選ぶ言葉によっては全く伝わりません。このブログを読んだことで、そんな当たり前のことを痛感することができました。一貫した意思を持ち、それに対する適切な言葉を選んで他者に伝えることは難しいもので、かつその言葉には責任を持たなければなりません。言葉が持つ責任を理解して、他者に自らの思いをうまく伝えられるような人になることで、よりチームで存在価値を発揮できるようになるのではないかと感じています。

最後になりますが、11月23日(土)に慶関バレーボール定期戦が行われます。本大会は女子チームの皆様と一緒に運営を行える最後の大会となります。主務の野崎先輩(法4)をはじめ、女子チーム4年生の皆様にはチームの垣根を超えて大変お世話になりました。その感謝を示すためにも、ライブ配信など鋭意準備中ですのでご期待ください。お時間ございましたらぜひ日吉記念館まで足をお運びいただけますと幸いです。

また、11月26日(火)より開幕する全日本インカレの組み合わせも先日決定いたしました。本塾の初戦の対戦相手は京都産業大学、関西一部リーグ所属で秋季リーグ順位第5位のチームです。そして奇しくも昨年に引き続き早稲田大学と同じ山に入り、お互い勝ち進めば2回戦で対戦することとなります。東日本インカレや早慶戦など、昨年から今年にかけて様々な機会で対戦してきた早稲田大学ですが、この全日本インカレでこそ4年生と共に勝利を掴むことができるよう、目の前の練習に誠心誠意取り組んでまいります。チケット情報はまだ未定とのことですが、決定次第すぐにお知らせいたしますので、ぜひ会場にて皆様からの熱いご声援を賜れますと幸いです。

今後とも変わらぬご支援ご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

“言葉に込める意志” への1件のコメント

  1. 大昭叔父 より:

     河村さん、『言葉にする事の重要性』大事な事に気がつきましたね。私も新社会人の時に遠慮して言葉にする事を控えていたある時に「渡邊はものを言わないから何を考えているか分からない」と言う言葉が耳に入りました。それからは誤解を受けないように自分の考えを極力言葉にするようにしました。            意思表示はお互いの違いを理解する為にも必要かと思います。

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