平素よりお世話になっております。
4年アナリストで副将を務める田鹿陽大です。
近頃は空気が澄んでおり、とても過ごしやすい季節ですね。練習終わりの月冴ゆる夜空を見上げ、冬の訪れを感じております。月並みな言葉ではございますが、これからますます寒さが増して参りますのでくれぐれもご自愛ください。
最近の活動日誌は、それぞれ自分の想いを綴る場として活用されていますが、私の場合引退ブログで書く内容と少し被る恐れがございますので、今回はタイトルにもある通り、今月末に迫った全日本インカレへの意気込みをお伝えできればなと思います。
3年前の全日本インカレは高橋藍選手擁する日本体育大学との対戦、一昨年は西の王者である愛知学院大学、そして昨年は愛知学院大学と早稲田大学というビッグネームと対戦をしてきており、部員たちは「くじ運の悪い慶應義塾」と毎年嘆いています。そして我々は毎年これら強豪校に、目標である日本一を阻まれてきました。また、何度も当時の4年生の涙を側で眺め、悔しさで胸が張り裂けそうでした。笑顔で終わった全日本インカレは、入部してから未だに迎えた事がありません。
去る11月3日の抽選会。幸か不幸か、今年も2回戦で早稲田大学と対戦する機会を獲得しました。奇しくも対戦場所は、バレーボールの聖地”東京体育館”です。対戦が決まった際「またか…」と思うより、「よっしゃ…!」と意気込む気持ちの方が強かったことを鮮明に覚えています。(まさたか君、ここまで来るともってるね。東京体育館で早慶戦……こんな漫画みたいな事があるのか、引き合わせてくれたマサには感謝しています。)
今年のスローガンは「当たり前を超えろ。」です。
しかし、残念ながら我々は春季リーグで2部に降格し、秋季リーグでも2部5位と当初の目標を大きく下回る結果に終わりました。秋リーグ最終戦後、藤澤総監督が仰った「残念だが、まだ当たり前は越えていないな。」というお言葉はまだ私の耳にこびりついて離れません。でも最後、本当に最後、そんなチームだって日本一が取れる。早稲田にだって勝てる。当たり前を超えられるチャンスが巡ってきたのです。
先日行われた全早慶明では明治大学に6年ぶりとなる勝利を収め、早稲田大学とも互角に戦える確かな手応えを得ました。このチームならできる、今のメンバーならできると確信しました。残り僅かな時間で今できる事に全力で取り組み、グレーテストチームでOBOGや保護者の皆様・ファンの皆様の慶に応える。そんな最高のパフォーマンスが出来る様に準備して参ります。
勝負に負けても戦いには勝った、俺たちはやり切ったぞと胸を張って笑顔で終わりを迎えられる、そんな全日本インカレにしたい所存です。
末筆ながら、チーム渡邊の活動も残り僅かとなりました。我々チーム一同、一層練習に励んでまいりますので、今後ともご愛顧承ります様よろしくお願い申し上げます。