日頃よりお世話になっております。
総合政策学部1年の上間優凜です。
晴れやかな秋空が広がる季節となり、日吉キャンパスの並木道に銀杏の実が見られるようになりました。秋風を感じるたびに、私は上京して初めて経験した長く熱い夏を振り返ることが多くなりました。
3月にスーツケースひとつで沖縄から旅立った頃の私は、今と比べるととても弱々しかったと思います。元々心配性だったことや姉弟が多く賑やかな家族だったこともあり、毎晩母親に電話をかけていたことを覚えています。
ですが、バレーボール部に入部した日から私の生活は一変しました。日吉記念館という設備が整う環境の中で無我夢中にボールを追いかけ、同期から心強い応援の言葉を受け、先輩から愛のある叱咤激励をして下さることは、私に刺激を与えるものとなりました。
その中でも特にこの夏の期間で私自身が成長できた出来事は、柿崎合宿です。
夏の柿崎合宿では、普段の練習では見ることのできないチームメイトの一面を多く見ることができました。
その中でもとても驚いたことは、先輩方の食事量です。高校生までの私は周りの友達に比べてよく食べる方でしたが、合宿での先輩方は私の2.3倍の白米を当たり前のように食べていました。やはり、体力や筋力をつけて疲労を早く回復する秘訣は、よく食べよく動くことだということを目の当たりにしました。私は筋肉トレーニングで持ち上げられる重量が部内で下の方なので、強いスパイクを綺麗にカットするためにも食事の量を増やすことを心に決めました。
また、合宿中の練習試合を通して自分自身の感情のコントロールの甘さに気がつくことができました。1日の限られた時間で多くの試合に出場するということは、体力的にも精神的にも簡単なことではありませんでした。体力が削られていくと心の余裕もなくなり、必然的にプレーでの自分のミスが自分自身を追い込んでいきます。そうなると、怒りや焦りという負の感情に支配され、それがプレーにも表れてしまうという悪循環に陥るということに気づきました。そんな時こそ周りからのアドバイスや応援を素直に受け止め、良いプレーをしている自分を思い浮かべることが大切だと感じております。
私は柿崎合宿から帰る前日に部員全員で見た海、そして同期全員で見た日の入りをこの先忘れることはないと思います。夜通しみんなでバレーボールについて語り合い、時には泣き、時には大爆笑をして、多くのことを学んだ初めての柿崎合宿を4年間の糧にしてこれからも頑張りたいと思います。
そして、この先様々な経験を共にしていく仲間や関わってくださる方々に感謝しながら、精一杯チームに貢献しつつ自分自身の可能性を伸ばしていきたいです。
最後になりますが、季節の変わり目で体調を崩されやすいと思いますので、皆様お身体にはお気をつけてお過ごしください。
長文、乱文失礼いたしました。