男子

情熱とは

卒業生  赤川 拓

秋もだんだんと深まり、日吉の銀杏並木もかすかに色づいてきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

代替試合も終盤にさしかかり、練習にも緊張感が出て参りました。

さて、私たちの今年の目標は全カレで優勝し日本一になることでしたが、コロナウイルスの影響により、残念ながら挑戦することができなくなってしまいました。

しかし、目指すべきところがなくなったわけではありません。直近の目標としては、もちろん関東2部リーグ戦代替試合での優勝でありますが、そのさらに向こうを見据えると、私たち4年生にとって試合に勝つことだけではなく、このチームに何を残せるのかということが重要なのではないかと考えるようになりました。後輩に最上級生としての姿を見せるのはもちろん、辻先生から教えていただいた「フローの価値」の定着、技術的なことも知りうる限り後輩に伝えていきたいと思っております。
しかし、つい先週のことです。下級生から厳しい言葉を投げかけられました。

「4年生はまとまりがない。祝太郎さんに任せきりなのではないか。」

確かに祝太郎のバレーボールに対する熱量はものすごいもので、到底真似できるものではありません。そして僕たち4年生は例年に比べ仲がとてもいいわけではなく、その点も影響してそのように思われてしまったのでしょう。しかし、内に秘めた情熱は目には見えずとも、他の4年生も負けてないと思っています。

情熱とは姿に表れるもの、話せば分かるもの、プレーに表れるもの、様々な形で表されるものであると思います。どちらかというと私は情熱を表に出すタイプなのですが、大会の中止や延期によりモチベーションが下がってしまった際、その情熱の低下が表に出てしまったのかもしれません。これを受けてお互いに改善を図るために4年生で話す機会が増え、チームのこと、同期のことを考える時間が増えました。

残り2ヶ月の短い期間ではありますが、このチームをよりよく、より強くしていけるよう努めていきたいと思います。

まだコロナウイルスやインフルエンザの感染拡大が予想されます。これからだんだんと寒さが厳しくなっていくので体にはお気をつけてお過ごしください。

失礼致します。

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる