男子

バレーボールを通じて

経済学部4年  細野 一真

平素よりお世話になっております。
経済学部4年主務の細野一真です。

台風が発生し大雨が降るなどと荒れた天気が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。9月に入り秋季リーグ開幕まで1週間を切りました。そして最近では「引退まで3ヶ月かぁ」という会話を同期とするようになりました。あと3ヶ月しかないと思うと寂しくてしかたありません。私は”慶應義塾体育会バレーボール部”に憧れて学生生活を送り、ついに本塾バレー部の一員になってから4年が経とうとしています。

この4年間、極端な話では中学でバレーボールを始めてから10年間を振り返って、全く違うことをしていたらどんな人生なのだろうと考えることがあります。私は本塾バレー部に入部することしか考えていなかったため、他の部活のことに興味もありませんでしたし、慶應以外に入る選択肢はありませんでした。このようなある意味凝り固まった思考で送ってきた学生生活は正解だったのかと最近になって自問自答しています。

普通部時代の同期を見ると、違うスポーツで輝かしい成果を残し活躍している人・本を出版するなど多彩な才能を開花させている人、慶應義塾高校時代の同期を見ると、海外に留学し学業に励んでいる人・ヨットに乗って青春を謳歌している人、など様々なフィールドで活躍している人ばかりです。このような同期を見るとバレーボールしかしてこなかった私はなんてつまらないんだろうと思う時もあります。しかし、決して私のこの10年間は無駄では無いと断言できます。それはなぜかと申し上げますと、何かに挑戦しないとその挑戦自体も正解か不正解かも分からないということ、そしてその挑戦を自分の力で正解にする努力が大切だということを知れたからです。

特に大学4年間で多くのことを学びました。高校まではバレーボールという競技に必死になって取り組んできましたし、大学ではもちろん日本一という目標に向かって日々精進しています。しかし、この4年間で学んだことは、”バレーボールをすることはあくまで手段でしかない”ということです。バレーボールを通じて自分がいかに主体的に行動し、何を学ぶかが大切ということを学びました。あくまでこれは私が歩んできた道で感じたことですので、エーススパイカーとして歩んできた人はまた違う思考を持っているかもしれません。

後輩に伝えたいのは、バレーボールをすること以外に、色々な人と関わり、挑戦して欲しいということです。挑戦した結果失敗だとしてもこの挑戦は自分には合わなかったという収穫になります。私は大学2年の時に選手とスタッフの二刀流に挑戦しました。実際に主務と選手の二刀流を行ってみないと分からないことだらけで日々大変ですが、あの頃の自分を褒めたいと思います。よく二刀流に挑戦したいという馬鹿げたことを言ってくれたと。おかげでとてもハードな大学生活を送っています。

本塾バレー部に入り、多様な先輩方・同期・後輩と出会い、最高なバレー部生活を送っていますし、様々なことを学ばせていただきました。残すはバレーボールという手段を使って、恩返しをすること。最高の結果を掴み取りたいと思います。

乱文失礼いたしました。

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