日頃より大変お世話になっております。
文学部4年、学連委員の山本です。
うだるような酷暑が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
異常気象かと思わず疑ってしまうほどの暑さですので、表立った症状がなくとも熱中症の潜在的な危険性は非常に高くなります。くれぐれもお気をつけくださいませ。
はじめに余談ですが、この日誌を執筆しているのは7月22日でございますが、前日の21日まで私は兵庫県明石市の大蔵海岸にて行われていた全日本ビーチバレーボールU-23男女選抜優勝大会の運営に参加しておりました。塾バレー部からも内田・松山ペアが出場しており、慣れない明石の地にて2人の姿を見つけた時にはなんとも言えない安心感を覚えたことは忘れられません。また、真っ黒に日焼けをして帰宅しましたので、実家におります2匹の犬からは不審者として威嚇の吠えをしばらくくらい続ける羽目となりました。
さて本題ですが、先月末に行われた東日本インカレにて女子大会では東北の花巻へ、男子大会では北信越の富山へ、また昨日まではビーチバレーで関西の兵庫へと大会運営に参加してまいりましたが、そこで感じたことについて綴らせていただこうと思います。
まず冒頭で強調しておきたいこととして、開催される地区が異なれば、同じ大会でも大きく色が変わるということを申し上げておきます。同じ東日本インカレでも主管として運営に関わる人間が変わりますので当然と言えば当然ですが、関東で開催される時と東北や北信越で開催する時とでは大会の雰囲気が大きく変わりますし、その地方ならではの特徴や良さを実感することができます。私自身、昨年度までは関東での大会しか経験したことがありませんでしたが、今年度は男女の東日本インカレとU-23ビーチを通じて、自らが経験して体得してきたものとは異なる価値観、あるいは文化を基盤にして作り上げられる大会を目の当たりにする機会に恵まれ、学連としての晩年でありながら非常に多くの学びや反省を新たに得ることができました。
この数ヶ月での異文化交流の経験から、自らの知識や価値観が関東学連としての枠組みに良くも悪くも固定化されていたことを痛感したと共に、当然と考えていた固定観念が大きく覆されるというパラダイムシフトが関東学連に起きているという風に感じました。これについて一つの要因として、新型コロナウイルスの影響は極めて大きいと考えております。コロナ禍において、培われたノウハウの全てを一から見直すという作業が行われた結果の副産物として、前例主義的発想が破壊されたということが挙げられると思いますが、つまり前例が必ずしも正しく、最善ではないと常に疑う姿勢が半ば強制的に植え付けられている世代と言えるのではないでしょうか。そのような気風の中でコロナ禍が過ぎ去り、地域の垣根を超えた交流が徐々に戻りつつある今年度を起点として、コロナ禍以前を遥かに超える良い時代が、大学バレー界に近い将来到来するような気がしております。私個人は今年度でいなくなるわけでございますが、佐藤(商2)と田渕(政1)という頼もしい面々が来年以降も発展させ続けてくれると信じております。
最後になりますが、塾バレー部は皆様がご存知の通り秋季リーグ戦を男子二部で戦うこととなっております。私は残念ながら男子一部の運営に回ることとなっており、最後のリーグ戦で仲間達の勇姿を見ることができないという運びになりました。たとえチームと距離が離れても、自分にできることを全身全霊で全うするという信念は今でも全く揺らいでおりませんが、どうしても寂しい気持ちは拭えません。つきましては、OB・OG、そして保護者や友人など、塾バレー部の関係者の皆様は少しでも多く会場に足を運んでいただき、そしてチーム渡邊に声援を届けていただけますと私の歯痒さと寂しさも払拭されますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
乱文失礼いたしました。
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