皆様、初めまして。
本年度より慶應義塾体育会バレーボール部に所属させていただきます。慶應義塾高校出身、商学部1年の小山啓太(こやまけいた)と申します。この場をお借りして自己紹介をさせていただきます。
私は中学校入学とともにバレーボールを始め、競技歴は今年で7年目となります。高校2年次に先輩方にインターハイ、国体、春高を経験させていただき、特に春高は私にとって夢の舞台であったため、自分の代でも春高へ行こうと強く思いました。しかし、3年次では春高県予選で3位となり、春高に出場する夢は叶わずに引退を迎えました。当時の私は春高に出場することはできなかったものの、最後の試合でこれまでの自分の全てを出し切れたような達成感を感じており、大学でバレーボールを続けるという即決はしませんでした。
大学に入学後、私はサークル活動よりも体育会に魅力を感じ、所属したいと思うようになりました。元々興味のあった端艇部に伺ったこともありましたが、私はバレーボールを続ける決断をいたしました。決断の理由としましては、高校3年次の最後の試合を「思い出」にしたくなかったからです。あれほど高揚し、仲間を信じた瞬間を思い出にしてしまうのではなく、経験や糧としてもう一度成長したい、上手くなりたいと思いました。また、今私が慶應義塾に所属できているのはバレーボールのおかげであるからであるという理由もあります。中学校のバレーボール部の顧問の先生に、慶應義塾高校に推薦入試制度があることを教えていただいたことから、私は慶應義塾高校への進学を目指すようになりました。途中、コロナウイルスの影響もありましたが、顧問の先生と仲間のおかげで実績を得ることができ、こうして慶應義塾に所属できています。そのような私の人生を変えたバレーボールを辞めてしまっては勿体ないと感じました。
さて、元プロ野球選手、鈴木一朗(イチロー)選手の言葉に、「感情的になったら絶対に負ける、冷静なやつには敵わない」というものがあります。これは現在私の座右の銘となっています。この言葉は人によって受け取り方が違うと思いますが、私はこの言葉を、感情的になると情報処理ができなくなり、冷静ならば視野が広がり、その時々に応じて最善を尽くせるというように解釈しています。私はこの言葉を胸に、冷静さを欠かすことなく、4年間をかけて人として、選手として成長できるよう努めてまいります。
これから長い間何卒よろしくお願いいたします。
乱文失礼致しました。