男子

早稲田を倒すのが俺の人生

経済学部4年  細野 一真

平素よりお世話になっております。
経済学部4年主務の細野一真です。

6月に入り徐々に気温も上がって参りましたがいかがお過ごしでしょうか。皆様お待ちかねの「第88回早慶バレーボール定期戦」まであと2日となりました。(この活動日誌は6/6に公開されると思います。)先日は野球の早慶戦も開催され、神宮球場まで行かれた方もいるかと思います。結果は2敗と悔しい限りですが、早慶戦という伝統の一戦にかける選手や観客の想いがひしひしと感じられ、バレーボール早慶戦が楽しみで仕方ありません。

まず初めにこの場をお借りしてここまで準備をしてくださった早稲田大学の安田主務・南主務をはじめ、大会開催にご尽力くださいました全ての方々に感謝を申し上げたいと思います。例年2000人を超える大観衆に囲まれ白熱した試合が行えることは、決して当たり前のことではなく、あの場に立てることがどれだけ素晴らしいことなのかと日々痛感しております。そしてここまで87回の早慶戦を積み重ねてきた先輩方の偉大さを感じ、第88回も無事に終えることができるか不安ではありますが、当日まで全力で楽しんで運営したいと思います。

ここからは私自身の話にはなってしまいますがお付き合いいただけますと幸いです。

私は慶應に囲まれて育ちました。父が本塾バレー部のOBで、小さい頃から周りにはバレー部OBがたくさんいました。我が家には年に1回の餅つき大会という行事があります。父の同期・先輩・後輩方が集まり1日中飲み続けるイベントです。そんな環境の中で育った私は、幼稚園の時には七夕の短冊に「ちゅうがくからけいおういけますように」と書きました。その頃には完全に慶應に染まりました。それ以降も父に連れられ早慶戦やリーグ戦を観に行きました。そして小学生の時に観に行った早慶戦で慶應の勝利を目の当たりにしました。しかし、閉会式後に父・選手・OBが円陣を組み「丘の上」を歌っている姿を私は客席から観ていました。その時、私もいつかあの円陣に加わりたいと思い本塾バレー部を目指しました。本塾バレー部に入るために中学受験にチャレンジし、部活動は1回も迷うことなくバレー部を選択してきました。つまり、これまでのバレー部での経験は全て本塾バレー部に入部し、早稲田を倒すという目標のためでした。

目標としていた本塾バレー部に入部してから、3回の早慶戦を経験いたしました。1年時の早慶戦では記念館の上の方で、配信機材をいじりながら応援していました。チームに何もパワーを与えられずに、機材だけをいじっていたことがものすごく悔しかったですが、先輩方が活躍している姿は鮮明に覚えています。2年時の早慶戦は決して忘れられません。それは父が病気になり、試合会場に来られなかったからです。私は早稲田に勝って父と肩を組み「丘の上」を歌うことを目標にここまで努力してきました。ですから早慶戦の会場に父がいなければ意味がありません。会場に父が来られなかったことがものすごく悲しく悔しく、試合中にも関わらず涙を流してしまいました。そんな思い出の早慶戦です。そして昨年の早慶戦。敏貴さん・厳さん・朝子さんのとてつもない努力の甲斐があり、盛大な早慶戦を開催することが出来ました。

しかし、ここまで一度も勝利を経験していません。先ほども申し上げましたが、私の学生生活の1番の目標は「早稲田を倒すこと」です。これを実現しなければ卒業することは出来ません。絶対に早稲田を倒します。このチームなら確実に勝てます。

当日はぜひ早稲田アリーナへ足をお運びいただき、我々バレー部の全力でプレーする姿を観ていただければ幸いです。そして皆様と力を合わせて早稲田を倒し、一緒に「丘の上」を歌いましょう。何卒よろしくお願いいたします。

父へ。勝って「丘の上」一緒に歌おう。

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