男子

終わりなき勝利の旅へ

商学部3年  平山 一之心

日頃よりお世話になっております。
商学部3年の平山です。

冒頭の自己紹介で学年が上がる度、私の頭の中の時の流れと現実との乖離に驚嘆させられます。学生生活も折り返しです。それは、私が人生で本気でスポーツに取り組む期間も残すところ2年と言うことを同時に意味します。度々思い返しては気を引き締めているのですが、私が体育会の門を叩いたのは「人生で本気でスポーツに取り組む4年間にしたい」という理由からです。昨年卒業された大槻先輩の最後の活動日誌にもありましたが、何かを究極まで突き詰めた人間には言葉に表せない風格、覚悟、芯があると思います。私の場合、バレーボールを通じて得られたそれらは人生において必ず自分の助けになり得になり、そして財産となることでしょう。チームの目標として「日本一」を掲げている我々ですが、私個人の目標は卒部する時に「バレーボールを突き詰めた」と胸を張ることです。春季リーグ戦も終盤に差し掛かり、思うような結果を出せずにいますが、これも私がバレーボールを突き詰める過程で起こるものです。毎日違う結果の出る世界で生きている我々には、メンタルの起伏が激しい日もありますが、「自分の成し遂げたい事はなにか」と自問自答しモチベーションの源泉を見失わないよう邁進します。

さて、タイトルにある金言は慶應義塾高校の応援歌である『烈火』のワンフレーズです。昨年の夏、慶應義塾高校野球部が魅せた怒涛の快進撃はまさに終わりなき勝利の旅でした。優勝した慶應義塾高校ですが、終わりなき勝利という部分に矛盾を感じる方もいるかと存じます。私なりの解釈で納得して頂ければ幸いです。
塾生は皆、慶應義塾の誇りを持っており、私も愛塾心があります(自分の属する組織への愛着は人一倍強いです)。終わりなき勝利の旅というのは、その義塾の誇りから湧き出る飽くなき向上心を指しているのだと考えております。勝負における勝利を表しているのではなく、例え敗北してもそこから何を得たのか、勝利しても何が勝因だったのか、と深く考え成長しその向上心を絶やさない事を「勝利」と捉えているのではないでしょうか。

ただの勝利では満足しない、更にその先を見据える慶應義塾ならではのプライドを感じさせるこのワンフレーズが私は大好きです。そしてその向上心は私の目標としている「究極まで突き詰める経験」に必要不可欠な要素です。勝利という結果だけに満足せず、その先を求める貪欲さをも読み取れるこの歌詞は、慶應義塾の看板を背負って戦う者にのみ感じることのできるエネルギーだと私は考えています。これが数ある「慶應義塾でバレーボールをやる意義」の1つで、大きな1つだと思います。つくづく慶應に入学して、体育会の門を叩いて良かったなと感じさせられます。

春季リーグは終盤に差し掛かってはいるものの、この先早慶戦や東日本インカレ、秋季リーグ、全日本インカレとまだまだ戦いは続きます。
OBOGの先輩方、保護者の皆様、関係者の方々、部員、慶應義塾一丸となって終わりなき勝利の旅へ出かけましょう。

最後に『烈火』の冒頭部分を拝借して締めさせて頂きます。

誇り高き陸の王者
終わりなき勝利の旅へ

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