男子

余裕持っていこう

商学部2年  熊谷 健太

日頃からお世話になっております。
商学部2年中等部コーチの熊谷健太です。

春季リーグも佳境に差し掛かり、我々塾バレーボール部は7戦全敗とかなり厳しい戦いを強いられています。印象としては、個々のレベルアップは間違いなくしているものの、どこか噛み合わずに勝利に至ることができていないというような状況です。

このような状況下では、人はつい目の前の課題に囚われがちです。勝利に固執して、視野が狭まることがよくあります。私は中等部のコーチという立場から、日々のリーグや練習に完全にはコミットできていません。その分、この組織を一歩引いた位置から観察する機会が人よりも多くあると思っています。敗因分析や作戦などはアナリストやプレーヤーを中心に、時間をかけて考えてくれるでしょう。恥ずかしながら私にはそのような複雑な部分はわかりません。そこで、今回は私が日頃感じている塾バレー部の良いところ、強い部分を私なりに皆様にご紹介したいと思います。

1つは、大舞台に強いという点です。普通、本番であれば全力の8割程度しか出せないのが当たり前でしょう。大一番であれば緊張などもあり、なおさら力を発揮するのは難しいです。しかし我々は去年、早慶戦、秋季リーグの入替戦、全日本インカレと絶対に100%を発揮しなければいけない戦いで120%を出すことができています。これは本当に稀有な能力であり、このチームの大きな強みだと思っています。

そしてもう1つは、チーム全員がバレーボールを心から愛している点です。日々の練習から試合に至るまで、選手たちはバレーボールを楽しむ姿勢を忘れません。練習後も多くの部員が自主練を行ったり、筋トレに勤しんでいます。最近、私が指導する中等部にも中学1年生の新入部員が入部してきました。まだバレーを知って間もない、全てが新しい中1の目は眩しいほどに輝いています。しかし、それに勝るとも劣らない目の輝きを部の全員が持っています。

我々はバレーボールを楽しんでいるときに一番実力を発揮できると思っています。厳しい状況が続く今だからこそ心に余裕を持って、かつ心を燃やして戦うべきだと私は考えます。それによって、大一番でありったけの力を出すことができると確信しています。そして、このチームだからこそそれができるとも強く思っているのです。

稚拙な文章を長々と書いてしまい大変申し訳ないのですが、私の、このチームで勝ちたいという強い思いが、この活動日誌を通じて皆様に伝わっていれば幸いです。楽しんでプレーして、日々当たり前を超えていこうと思っております。残り4戦、死力を尽くして戦い抜きますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

“余裕持っていこう” への1件のコメント

  1. 穂坂和彦 より:

    熊谷中等部コーチに中等部バレーボール部の現状についてお伺いしたい事があります。私のメールアドレスに連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。1975年卒 穂坂

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