男子

2点分の働きってことか!

環境情報学部4年  内田 克弥

私の活動日誌をご覧になっている朝の皆様、おはようございます。昼の皆様、こんにちは。夜の皆様、こんばんは。
松江工業高等専門学校伝説の世代出身、環境情報学部3年内田克弥です。

そろそろ卒業、入学シーズンということですが、3歳下の在学中の最後の後輩も練習に参加し始め、私の入学からあっという間にもう3年たったのかと信じられない気持ちになります。そして、私の学生バレーボール人生もあと9か月と考えると、一瞬に終わってしまうなと感じます。「敦盛」を好んで舞っていたという織田信長の気持ちがわかります。

さて、突然ですが皆様は「○○を制する者は○○を制す」という構文は聞いたことがありますか?誰しもどこかで聞いたことがあるかもしれませんね。例えばボクシングでは「左を制する者は世界を制す」や、受験でも「夏を制する者は受験を制す」などといったものがあると思います。私はこの構文でのバレーボール版を聞いたことがなかったため、バレーボール版って何だろうなと考えた時にたどり着いた答えが「ブロックフォローを制する者は試合を制す」でした。

なぜこの結論に至ったかは漫画スラムダンクからヒントを得ました。漫画と現実は違うじゃないか!と言いたくなるかもしれませんが、一つの考えとして耳を傾けていただければなと思います。

ここからはスラムダンクのネタバレも含むのでこれから見る予定の人はご注意ください。

簡潔にお伝えできればと思うのですが、スラムダンク最後の試合である、高校最強の山王工業との戦いの話です。主人公の高校が山王工業に劣勢となった場面で、主人公は監督から「オフェンスリバウンドを取りなさい」と指示を受けます。バスケットボール界では「リバウンドを制する者は試合を制する」と言われているそうで、リバウンドを取ることによって相手チームの2点の得点が減り、自チームでの2点の得点チャンスが増えます。「4点分の働きってことか!」と言って主人公がコートに戻りオフェンスリバウンドとり始めてから優勢になっていくという展開になります。オフェンスリバウンドを主人公がとるからこそ、シューターは思い切りシュートを打てるし、外からのシュートが入れば相手ディフェンスは外のシュートを警戒するようになり、今度は中のダンクだったりができるようになってくる、といったサイクルが回っていくのです。

これをバレーボールに置き換えた際これは紛れもなくブロックフォローだなと感じました。ブロックフォローが上がることで相手の得点が減り、こちらの得点チャンスが生まれます。また、スパイカーも自信を持って打ち込むことができ、そのスパイカーが打ち込むことによって相手ブロッカーが警戒し出して他のスパイカーが活きてくるというサイクルもできます。故にバレーボールにおいては「ブロックフォローを制する者は試合を制す」があると私は感じました。

我が慶應義塾体育会バレーボール部も現在ブロックフォローの陣形に力を入れ、意識を高めています。我がチームが試合を制し日本一となるためには、意外と地味なブロックフォローにあるのかもしれません。

最後になりますが、オールラウンダーとして名高い内田という選手ですが、また春リーグでは驚くべきポジションでの起用があるかもしれません。そんな内田並びに現体育会バレーボール部に一層のご声援をよろしくお願いいたします!

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる