男子

このチームのフローは俺が司る

商学部3年  平山 一之心

お世話になっております。商学部2年の平山です。

人にはそれぞれ役割があります。適材適所という言葉があるように、人の数だけその人が輝く場所があります。今回はこの部活における私の輝く場所について語らせて頂きます。

私は有名選手でもなければ、バレーエリートでもありません。最近、そんな自分がこの部活にいる理由を考えています。結論から申しますと、「フローの先導者」が答えです。このチームの特色として、皆の意識が高すぎるあまり、自分の理想とするチームの在り方と現状との乖離に悩む事が多々あるかと存じます。かく言う私も、1年生の後半期から2年生の前半期まで、部活の雰囲気について何度も悩み、何度も同期と話し合い、時には涙を流すこともありました。その時の私は、バレーを真剣に捉えすぎるが故に視野を狭め、自分は間違ってないと信じて疑いませんでした。当時の私は、先輩方から見ても、後輩から見ても扱い辛い人物だったかと思います。しかし、そんな私が価値観を変える出来事がありました。それは、高校時代の友達との交流です。我がチームの監督である星谷監督は「遊ぶ時は全力で遊べ」とよく仰います。その言葉を単に独立した意味として捉えることはできましたが、真に伝えたい事は分かりませんでした。しかし旧友と会い、思い出話に花を咲かせ、一緒にご飯を食べ遊んだ次の日の練習では、とても良いパフォーマンスができました。それまで私生活でさえもバレーに染まり、心の休まるところがなかった私にとって、旧友との再会は良いリフレッシュになりました。それからというもの、常に明るく機嫌良く振る舞うことができています。機嫌の良い状態、いわばフロー状態であると、自分を客観視する事も、物事を長期的に多面的に捉える事もできるようになります。加えて、フロー状態の1番の良いところは伝播させることができるという事です。自分の機嫌が良いと、部員が話しかけてくれる事が増え、また自分の話も積極的に聞いてくれる事も増えたと実感しております。フロー状態とはチームとして行動する時に、1番大切な事なのではないでしょうか。

先述したように、この部活のフローは私が司ります。主にリーグ戦など、長期にわたる試合期間では誰であれメンタルの起伏が激しいものです。特に試合前になると、部内にも緊張が走ります。私はスタメンでもなければ、上級生でもないためそんな中でもメンタル的には余裕があります。そんな私の役割は、部内の張り詰めた空気を少しでも和らげる事だと信じています。もちろん、ふざける訳でもなければ、緊張した空気を壊す訳でもありません。選手個人のモチベーションを向上させつつ、全体の士気も上がるような声かけ、かつ雰囲気を求めているのです。時には関西仕込みのジョークやボケ・ツッコミを駆使する事もあります。そんな私の言動が、誰かの笑顔に繋がれば良いなと思い行動しております。

弊部は、秋季リーグ戦を戦い切り、入替戦に出場したものの今年度2度目となる1部残留を果たしました。4年生の先輩方が残してくださった耀かしい大舞台で、来春から躍動できるよう、精一杯練習に努めてまいります。11月27日より、全日本インカレが開幕し、初戦は愛知学院大学さんとのリベンジマッチとなります。昨年の先輩方の想いを継いでいる学年として、負けん気は人一倍強いと自負しております。そして「日本一」という目標を掲げる一部員として、日本一声を出しチームを盛り上げる覚悟はできております。各々が自分なりの「日本一」を見つけ、その歯車が噛み合った時、チームとしても日本一になり得ます。悔いのないよう、全てを出し切り全日本インカレへ臨みます。

これからも変わらぬ御指導御鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
長文失礼致しました。

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