日頃よりお世話になっております。商学部1年の林航大です。
日吉の銀杏並木では金木犀の香りが感じられるようになりましたが、皆様はお健やかにお過ごしでしょうか。
7月下旬に入部し夏休みを迎えた私ですが、夏休みが2週間程した頃に捻挫をしてしまい、約1か月練習に参加できない期間が続きました。やっと練習に復帰できるくらいまで回復したところで、部内でインフルエンザが蔓延したため1週間の活動停止となり、結果夏休みの間ほとんどバレーボールをすることなく1年目の夏が終わってしまいました。
怪我をする前は、自分を奮い立たせてレベルの高い中で練習に臨んでいました。今思えば選手としてやっていく覚悟はできておらず、モチベーションも決して高いとは言えませんでした。
4年生の大槻さんから「ただトレーニングするだけでなく、今の自分と向き合うことも必要」とアドバイスをいただき、練習を離れてトレーニングに専念する期間は、自分に向き合う期間とも考えることにしました。
当時の自分の問題点は練習に対して高いモチベーションで参加できていないということです。塾バレー部が戦っている関東一部という舞台は、キャリアのある選手がほとんどです。それに対し、私は高校から始め、3年間大きな舞台に出ることもなく引退しました。普段の練習でも実力不足を感じますし、迷惑をかけないように参加していました。本当に選手としてやる意味があるのか疑問に思っていました。先輩方は口をそろえて選手としてやったほうがいいとおっしゃいますが、私にはその意義を感じ取ることはできませんでした。
そこで思い出したのは塾高バレー部での3年間です。当時バレーボールをなぜ続けているのかを何度考えたかわかりません。しかし当時意味がないと思っていたことも、今では確実に必要な経験だったと言えます。テストが近い中、荷物持ちのためだけに試合会場に行き、炎天下の中半日テスト勉強をした経験ですらも必要だったと今なら言えます。どんな経験も自分次第でプラスに捉えることができるのではないでしょうか。選手を経験しておいてよかったと未来の自分が思えるように、選手としてやる決意ができました。そもそも2,3年も先に部にいる先輩方がおっしゃることなのでやったほうがいいに決まっているのですが。
もう一つ、僕は選手として続けるモチベーションを見つけました。それは「できる」を増やすということです。下手くそということは、できるようになることがまだまだたくさんあります。それまでできなかったことができるようになる瞬間は、皆さんも経験があると思いますが最高の気分だと思います。どんな小さなことでも、自分だけしか気が付かないようなことでも、できるように試行錯誤する楽しさを思い出しました。自分が下手くそだということはある程度吹っ切れることにして、委縮して練習するのはやめます。
自分の原点である高校時代に立ち返ることで、決意を固めることができました。日本一のチームの一員として、自分にできることをしたいと思います。ご迷惑をおかけすることも多々あると思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。乱文失礼いたしました。
がんばれ!!