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文学部卒業生  藤田 鈴子

平素よりお世話になっております。アナリストを務めております、四年の藤田鈴子です。

秋季リーグが開幕し、本塾は2戦2勝と現時点で一部復帰に向け好調な滑り出しを切っております。
我々四年生にとっては今リーグが最後のリーグ戦となります。他部活の友人の引退を見て、「私達もあと3ヶ月かあ」と感傷に浸ることも増えてまいりました。

終わりを意識してしまうことはあれど、部に対する気持ちが薄まっている訳では決してありません。日々をALL INで過ごし、リーグ期間中も少しずつでも成長することを忘れず全力で取り組んでおります。そのような中で、仲間から貰える刺激というのは非常に大きく、後輩たちから学ぶことばかりで私もまだまだできることはあるのだなと強く感じております。

先週、ピンチサーバーで出場した細野が本格的に練習に参加したのは8月のことでした。約1ヶ月で、初出場の試合であれだけのサーブを披露したことは細野の日々の努力の成果であり、彼の塾バレー部に賭ける思いが形となって現れた瞬間であったと思います。「何かを始めるのに遅すぎるということは無い」と思い知らされました。
バーレーンから帰ってきた芳賀は、海外での経験を塾バレー部に還元しようと詳細に話をしてくれます。代表の選手、スタッフがどのような活動をされているのか、なかなか知ることが出来ない中で芳賀の経験は本人だけでなく私を始め多くの人に活かされることでしょう。
ある日の自主練で、内田と平山は「リーグで個人賞取ります!」と口にしました。欲を言えば昇格して関東1部で、とその時は冗談交じりに話していましたが、練習時の彼らの本気の眼差しを見ていると、いつか本当に達成してしまうのではないかと強く思わされます。高い目標を掲げそこに向け努力することは何物にも変えがたく尊いことです。
守備力にやや不安のある塾バレー部においてレシーブの要を担っている島田は、ビーチバレー大会への出場もあって3月頃から休み無くバレーボールに打ち込んでいます。身体的にも精神的にも苦しいシーズンだと思いますが、それでいて誰よりも努力を怠らず、自分のコンディショニングだけでなくスタッフへの気遣いも忘れません。彼が多くの部員から信頼されているのは、想像もつかない程の努力と優しさで溢れているからで、尊敬の念でいっぱいです。
怪我での長期離脱から鮮烈なデビューを見せた入来の活躍の裏にはトレーナー三ッ井のサポートがありました。創部初のトレーナーとして苦悩の多い毎日だと思いますが、彼女の行動が間違いなく塾バレー部の文化を変え、チームを変えました。道を切り拓くことは容易ではないですが、トレーナー業に勤しむ彼女を見ていると新しいことに挑戦する勇気を貰えます。
渉外主務の厳と新たに渉外担当になった河村は、表にこそ出さないものの選手にも負けない熱量を秘めています。大盛況を見せた早慶戦の運営を始め、最近はSNS運用に力を入れ塾バレー部の知名度向上に貢献をしています。2人は「何もできないから」とよく口にしますが、彼女たちの日々の努力の積み重ねが早慶戦のような熱い試合を作りあげ、選手の力になっていることに気づき、同じスタッフとして彼女たちの仕事ぶりには敵わないなと感心してしまいます。

ここで名前を挙げた部員はほんの一部ですが、全部員から日々刺激を貰っています。他の部員の頑張りが私自身のモチベーションのひとつであり、エネルギーであり、成長意欲に繋がっています。

今秋季リーグでの塾バレー部の目標は「一部復帰」です。決して簡単な道のりではありません。それでも、全員が全力を尽くせば達成できない目標では無いと思いますし、日々の部員の頑張りを見ていると、なんとしてでも一部に昇格し、皆で笑い合いたいと強く思います。
そのためには、先の試合でも浮き彫りとなったチームの弱さを一つ一つ潰していき、強みを伸ばしていく必要があります。私のアナリストとしての務めはチームを勝たせることです。長く苦しい戦いになることが予想されますが、どんな時でもバレーボールを楽しむ気持ちを忘れず、チームのためにできることはなんでもするという心意気で、ALL INで死力を尽くしてまいりたいと思います。

次戦は9月17日、平成国際大学との対戦が予定されています。引き続きご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

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