女子

「石の上には一年」の努力

法学部政治学科卒業生  近重 佑奈

2月も中旬に入り、受験シーズン到来とともに寒さも和らいでまいりました。
昨年のこの時期、まさに本日はカイロを片手に受験会場である日吉キャンパスの銀杏並木を歩いていたことを思い出します。

法学部政治学科1年、近重佑奈です。

私の好きな言葉に「石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない。」という言葉があります。これは、「経営の神様」の異名を持ち一代で現在のパナソニックを築き上げた実業家、松下幸之助の言葉です。
私が松下幸之助を知ったきっかけは『神様の女房』というテレビドラマでした。
当時の私はまだ小学生。ドラマでのエピソードや上記の名言もあまり理解していなかったように思います。

時は1度目の大学受験。
大きな目標を掲げたものの、思うようには成績が上がらず葛藤していた私はこの言葉をふと思い出しました。
少しずつ勉強を重ね、継続していればある程度の実力は伴うでしょう。
しかし、自分は志望大学の受験者に比べ成績が悪い。
そんな状況で周囲と同じ努力をしても間に合うはずがありません。ただ淡々とこなしているだけでは合格の二文字を手にすることは不可能です。受験本番までの時間はうんとあるものの、その期間に甘んじて「自分のペースで」勉強することは努力ではなく怠惰だと、未熟ながら当時の私は考えました。
結果として目標を達成するのは一年越しになってしまいましたが(笑)、彼の言葉が私を叱咤し、奮い立たせてくれました。
日々の練習においてもこのことはいえると私は思います。
私が体育会でバレーをする期間はまだあと3年あります。練習・トレーニングを続けることで徐々に成長することは確かです。
ですが、そこで松下幸之助に言わせれば「一年で習得する努力を怠ってはならない」のです。
まだ下級生だから、まだ時間はあるからと理由をつけてなすべき努力を怠っていないか?
もう一本と食らいつくことを怠っていないか?
ちょっとしたきっかけで彼の言葉を思い出したことで、常に自問自答し練習に臨みたいと考えるようになりました。

とはいうものの焦りすぎることはかえってマイナスに働きかねません。そしてがむしゃらに、闇雲に頑張ると言っても効率的ではありません。自分と他人とで違う点はどこかビデオ等で分析すること。一つ一つの練習の意図を確認して目的を明瞭化すること。バレー経験が浅いのであればバレーを観て、聞いて、学ぶこと。
3年という期間を漫然と過ごすのではなく上記を意識して活動していきたいと強く思います。

さて、来週からはいよいよ館山での合宿が始まります。昨年夏に行った試合形式の柿崎合宿とは異なり練習合宿となります。
実りある4日間にできるよう、部員一同より一層精進してまいりますので、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

長文、乱文失礼いたしました。

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