お世話になっております。前年度主務を一年間務めさせていただきました、経済学部4年の加松です。
高校はブレザー制服、大学では学ランと、ある意味日々の服に関して全く困らなかった7年間でしたが、ここに来まして毎日着る私服に大変困っております。こんな悩みを抱くのも、引退をふと感じる瞬間であります。
さて、今回を持ちまして私の最後の活動日誌になりました。活動日誌に関しましても先輩方にご指導いただき、大変勉強になりました。歴代の先輩方の最後の活動日誌は、本当に印象深く、どれも素敵なものでした。私は彼ら、彼女らの執筆したような素晴らしいものは書けませんが、以下に後輩達に伝えたいことを書こうと思います。
〜今の現役達へ〜
お疲れ様です、加松です。
みんなは多分ふざけてる主務にしか見えてなかったと思います。上に立つ立場なのに、祥樹に怒られてる姿がみんな思い浮かぶんじゃないかな。
さて、僕が伝えたいこと。それは「存在意義」についてです。納会の時に話した内容とも被りますが、僕はやっぱりこれを、これだけを伝えたいです。
みんな、自分の存在意義に関して考えたことありますか?慶應義塾体育会バレーボール部という組織の中で、自分の必要性に関して。
僕は高校からバレーを始めて、平たく言えばバレーをもっと高いレベルで知りたいと思ってこのバレー部に入りました。だから入部した時から周囲との技術の差は歴然、下級生の頃はずっと雑用をしていました。そして3年時に副務、4年時に主務。これが僕の4年間でした。
言ってみれば、この4年間はサポートをすることの方が圧倒的に多かったです。だからこそ、
「自分はこの部に何が出来るのか」
「自分はこの部にどんなプラスの影響を与えられるか」
「自分にしか出来ない貢献方法ってなんだろう」
そういうことを下級生の頃からよく考えていました。(いつもふざけてる感じからでは想像できないと思うけど笑)
みんな恐らく存在意義なんて言われたら、「そんな重いこと言われても、、」となると思います。けど、それでも考えなくていけないと僕は思います。
みんなは誰かに無理矢理慶應バレー部に入れられた?この部に入部することしか選択肢はなかった?大学生は、もっともっと出来ることが無限にあったはず。それでも先輩達、そして僕らはこの伝統ある部の門を叩いた。
それなら、言わずもがな考えなければならない。大学4年間という貴重な時間を投げ打ってバレーをするならば、日々自分がこの部に貢献できる方法を。
みんな、これを考えることはしんどいと思う。けど今一度考えて欲しい。Aチーム、Bチーム、Cチーム、スタッフ、マネージャー、全員考えて欲しい。それぞれの立場で貢献方法は違う。それぞれのポジションに役割、そして使命があるはずだ。試合に出る奴らが頑張ればいいと僕は絶対思わない。全員が勝ちたいと思い、全員がこの組織をより良くしたいと思った時、センターコートだって、日本一だってきっと取れるよ。そして、こうやって一人一人が考え、その信念に基づき行動することを「学生主体」と呼ぶのではないかなと、僕なりに辿り着いた結論です。
最後になりましたが、この場をお借りして、この1年間本塾バレー部に携わっていただいた全ての皆様にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
以上を持ちまして、私の最後の活動日誌とさせていただきます。
4年間、本当にお世話になりました。
失礼致します。