【活動日誌】感謝(環1・芳賀祐介)

日頃よりお世話になっております。環境情報学部1年の芳賀祐介と申します。
 厳しい寒さの中、冬のひだまりがことのほか暖かく感じる歳末の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。北海道出身、通称”道産子(どさんこ)”の私は4月に上京してからのこの1年間、本州の厳しい気候に打ちひしがれております。夏には猛暑で何度も体調を崩してチームに迷惑をかけ、初めての梅雨に困惑しました。そして訪れた冬は寒さには滅法強いと自負していたのにも関わらず、夜の冷え込みは北海道のそれを凌ぐようであります。暖房設備や窓の構造なのかはわからないですが、こちらの気候に慣れるにはまだまだ時間が必要なようです。
 さて、先日12月18日にチーム小出、最後の対外試合となる伝統の一戦、早慶戦が終了いたしました。私自身、初めての早慶戦という事でその華やかさや規模の大きさに少し尻込みしてしまいつつも先輩のお声掛けなどもあり本来の調子で臨むことがができました。誇りや威信をかけて戦う試合は背負うものが大きく、この1年間での成長を感じることができるような一戦でした。開催してくださった関係者の方や応援して頂いたOBや保護者の皆様への感謝をここに述べたいと思います。ありがとうございました。結果として、全日本インカレ優勝大学という強敵の実力を痛感するような素晴らしいバレーボールを展開されてしまいました。この雪辱を晴らすべく、再び精進して参ります。
 チーム小出が終了し、言うまでもありませんが4年生は引退してしまいます。私にはまだ4年生がいない練習や日常生活を想像する事ができません。そのくらい4年生に頼りきりで支えられていたのだと改めて気付かされました。
 誰が高橋真帆のように見えない裏の仕事に尽力しチームを陰から支えるのでしょうか。試合になると人一倍大きくなるその声援は私たちプレイヤーを強く励ましてくれました。
 誰が軍司歩人のように学連として大会の運営に関わり、円滑に進むように努力するのでしょうか。試合会場で会うと暖かい声援を贈り、チームの力となりました。
 誰が松川将大のように石垣島のような灼熱の魂を持って練習に参加し、チームの雰囲気をより一層高みへと引き上げるのでしょうか。誰よりも自分に厳しく熱い男である彼は時には自分の存在意義を問い直し、再びその熱を再燃させて不死鳥の如く舞い戻ってきました。少しズレた一面をも持ち合わせる彼は時に不思議なことも言いますがなんとかなっています。
 誰が加藤靖丈のように一度コートに呼ばれれば、鉄壁のようなブロックと信じられない強さのスパイクでチームに活気をもたらす仕事人になれるのでしょうか。普段はクールでありながら気付かぬうちに人が周りに集まっている、そんな暖かな人でした。
 誰が濱本健人のように、同期や後輩の信頼を一挙に集め、いざ試合になると膨大なデータを打ち込み、そのデータを元に勝利への道標を見つけ出すことができるのでしょうか。選手時代、オールラウンダーだった彼はアナリストとしても万能で、選手の絶大な信頼を得て勝利に貢献しました。チーム小出の大躍進は彼なしでは語れません。慶関戦エキシビジョンマッチで魅せた力強いスパイクはまだまだ彼が現役であることを証明しています。
 誰が勝呂亘のようにプレイヤーと主務の業務をどちらも疎かにせずに両立するのでしょうか。高校でバレーボールに出会った彼は身体能力とバレーボールへの愛を武器に日々練習を重ね、ミドルブロッカーとして優秀な打点や反応を手に入れました。個人としても、レギュラーを凌ぎ合う関係としてアドバイスし合いながら切磋琢磨して成長させて頂きました。
 誰が谷舜介のように多彩なトスワークで相手を翻弄し、スパイカーの本来の実力を引き出すことができるのでしょうか。スパイクレシーブなどで魅せるバレーセンスの片鱗は羨むべきものです。その天才的な発想で同期に笑いを届けた彼は、後輩からも慕われています。
 誰が宮川郁真のように圧倒的打点と空中での駆け引きで、得点を量産するのでしょうか。北信越の冷たく凍えるような環境で作られる氷柱のような長い手足を持つ彼は、A、Bチームさまざまなチームを渡り歩き、各所でリーダーシップを発揮してきました。止まること知らない彼のイジリのいう言葉の刃は四六時中鋭利に彼の手に握られています。
 誰が永田将吾のように堅実なプレーと真面目な性格で練習やコート上を引き締めて、チームを勝利へと一歩一歩近づけるのでしょうか。中学時代、生徒会長であった彼の真面目さは言うまでもありません。個性の強いAチームをうまく手綱を引いて集中させて強敵にぶつかっても砕けないチームへと昇華させました。ブロック時の相手のスパイカーの確認のセットはとても面倒くさく、それを口酸っぱく言う彼を周囲は軽く疎みつつも、その意識の高さは紆余曲折ありつつも来年へと受け継がれていくのでしょう。精神的支柱であった彼が抜ける事はチームにとって最も1番大きい痛手なのかもしれません。
 誰が小出捺暉のように特別キャプテンらしい行動はしなくても、周囲が勝手について行きたくなるようなキャプテンシーを持ち合わせているのでしょう。長いバレーボール歴で培った堅実な守備とキレのある攻撃的なスパイクで何度もチームを救ってきました。日常生活では抜けているにも関わらず、何かこの人について行きたいと思わせる不思議な魅力を持つ彼は、大事な試合ほどギアが上がって行き、当然の如くチームを勝利へ導きます。訳の分からない言動も雰囲気と明るい性格で流して楽しく暮らしています。
 チーム小出はここで終了となってしまいますが、私たちの記憶には残り続けるのでしょう。自分がもし、最上級生となり、チームを引っ張る立場になったら理想の姿は迷わずこの代を思い浮かべます。4年生の皆さん、右も左も分からない様な私の手を引いてくださりありがとうございました。まだまだ未熟な私ですが、皆さんの軌跡を追う様に努力して参ります。
 さて、結びとなりますが、本年も残すところわずかとなりました。新しい年の皆様のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。長文、乱文失礼いたしました。