【Coaches’ Board】想定内

新チームになった1月頃に「想定内」を広げるように学生にはリクエストして来ました。バレーボール競技におけるプレーの「想定内」。部活動の中での「想定内」。日常生活での「想定内」。社会全体での「想定内」・・・。特にバレーボールにおける「想定内」の輪っかが狭い選手は「素人」認定となります。予定通りの、申し合わせ通りのボールしか来ないと思って準備している選手はイレギュラーボールに手も足も出ず、ただ「視線ビーム」でボールを追い、と同時に膝が伸びます。直後に「すまん!」「ごめんなさい!」の謝罪。これが、「想定内」の輪っかが広い選手はイレギュラーボールも当然「想定内」なのですから、瞬間的に手を出したり、横っ跳びしたり、掬い上げたり適切な動きをします。当たり前ですが「視線ビーム」よりレシーブできる可能性はグンと上がります。まあ「視線ビーム」は可能性0ですが。そのリクエストしていた「想定内」の輪っかが最近広がったと感じています。だからシートレシーブ系で、イレギュラーボールが落ちなくなってきたし、何よりもボールに対し「傍観」している選手がかなり少なくなりました。また、そのイレギュラーボールに対応することが楽しそうにも見えます。嬉しい事ですね。それともう一つ良い傾向が。それは皆がコート内に関心を持って注目している事です。とかく人数が増えてしまい、コート内での練習人数が絞られてしまうとコート外に「ヒマ」な選手が私語を始め、コート内の選手とコート外の選手がバラバラの方向を観ながらその時間を過ごすことになります。それが最近はほぼ全員がコート内を観て声がけをしています。皆がコート内に関心を持っている=共有していることで何か課題が生じても自分事として解決策を考えようとしてくれます。とても良い事ですね。これは選手、OB、サポートスタッフのTEAM・KEIOとしての成果ではないかと大真面目に考えるのです。今後もきっと伸びて行くでしょう。

さて、今、日本のみならず世界的に大変な状況にあります。練習試合も制限されてできません。ただ、それは日本全国どこも同じですし、スポーツどころではないですね。12月に発生した新型感染症が、まさかこのような状態にまでなるとはだれも思っていなかったでしょう。(スペイン風邪のパンデミックを人類は経験してきたはずなのに「想定内」とはいかなかったのは残念です。次に生かさないと。)世の中にマスクが無くなり、高額転売やデマを流す輩が出てきて、何が真実でどうしていけば良いのかも分かりません。制限された日々の生活の中で少しずつ息苦しさを感じてきています。でも、これまで人類は多くの困難を乗り越えてきています。

こんな時こそ、頑張ろう。日本!