【Coaches’ Board】チームスタイルを貫く

負けることが出来ない入替戦で劇的な勝利を収める事が出来たのは、先ずは本当に多くの皆さまからの、あの大声援のチカラ。そして今年の「チームスタイル」を貫いた学生のチカラ。それを信じて毎日サポートしていた学生のチカラ。そんなチカラがひとつになって祝太郎にあのサーブを打たせたのだと思います。

皆さま、貴重な週末に駒澤大学二子玉川体育館へ足をお運び頂き心よりお礼を申し上げます。そして、人生ではそうそう経験できない感動、感激を与えてくれた学生諸君にも感謝、感謝です。(最後のブロックが決まった瞬間、年甲斐も無く思わずジャンプしてしまいました)

さて、チームはこの春より新入生の祝太郎を正セッターに置き(尾木は私に一言も不満を言いません)2年生のマルキ、富澤、これまた新入生の樫村とスタメンに下級生が多く、その若いチームを試合では黒田や康平が牽引し、日頃の練習では尾木同様、控えに回っている増田主将が毎日々々気配りと明るさ、そして大声で維持、向上させてきました。そういう意味ではそれぞれが役割をしっかり自覚していたと思います。それに前述した今年の「チームスタイル」である「サーブ&ブロック」を徹底できた、学生たちが信じて行動したのが本当に大きかったと思います。特にスパイクサーブは終始あれだけ思い切り打つことはなかなか出来ません。好不調の波もあるでしょうがそれでも打ち続けた選手は立派です。そして、そうさせるためにはレセプションからの高い決定率が必要です。その部分は黒田が中心となってコツコツレセプションを返球し、高い打点から強打を打ち込む攻撃が成り立ったからです。これが好循環を生み出しました。ホント学生は頑張りましたね。そりゃ、もちろん入替戦をご覧になった方はお分かりになると思いますが、軟攻の処理や繋ぎのプレー、ネット際のプレー等に素人チックな課題もありますが、決してクリアできないものではありません。攻撃のバリエーションも含めて秋に向かって取り組む必要があります。それにスタメンで活躍できる選手層の底上げもしなくてはならないのも重要課題です。(上級生もそうですが、下級生はギアを入れ変えないとね)そういう意味では伸び代はまだまだありそうで楽しみです。

それにしても今回は「スタイルを貫く」ことが上手くいきましたが、それは「スタイル」が明確だったからできたものでもあります。これから頭角を現そうとしている学生には「自分の武器は何か」を考え、認識し、武器を伸ばす練習をして欲しいと思います。(長所を伸ばす方が楽しいよ)

最後に、この春季リーグ戦と入替戦。ジェットコースターのような急降下、急上昇を味わいましたが、結果良ければすべてよし。で、ほんの少しだけユックリして気を緩めることなく次の早慶戦に臨みたいと思います。