【活動日誌】紆余曲折(環4・松尾壮一郎)

失礼します。本年度アナリストを務めさせていただきました、環境情報学部4年松尾壮一郎です。少し長い最後の活動日誌になりますが、お付き合い頂けると幸いです。

引退から約3週間が経ち、少しずつ練習のない生活にも慣れてきましたが、引退してからまだ月日が経っていない頃は練習がない生活に落ち着きませんでした。その時、いかに自分の中で塾バレー部が大切な存在だったのかに気付かされました。
しかし、1年前までは自分がこんなにチームに対し、強い思い入れがあるようになるとは全く想像できませんでした。

恥ずかしながら、私は4年生になるまで本当に自分のことばかり考えていて、チームのことなんて「上級生の言うこと聞いてればいいや」程度にしか考えていなかったんだと思います。
どうやったら監督にアピールできるか、どうしたら試合・練習試合に出してもらえるか、自分の武器はなんなのか、なぜ試合で使ってもらえないのか、etc…
こんなことばかり考えていました。練習も色んな人に手伝ってもらいながら、ずっと足掻き続ける毎日を過ごしていました。けれど結果は、練習試合にはピンチサーバーで起用されるものの、公式戦に出れたのは2016年のリーグ戦の国際武道大学戦だけ。
では試合で活躍できないのであれば、他のマネージメントやチームのモチベーションなどで、貢献しようとしていたのかと言われると、全くそういう訳でもありませんでした。

「自分はなんのためにこのチームにいるんだろう。明日から自分がいなくなってもチームには何にも支障はないじゃないか」っと思うこともありました。「SFC中高でコーチとして派遣してもらった方がよかったのか」と迷ったことも、「早く引退したい」と望んだこともありました。
そんな時、アナリストの一人がインフルエンザで休んでしまい、分析側の仕事が上手く回らないことがありました。そこで宗雲監督からアナリストの手助けをやらないかと偶然勧めてもらい、とりあえず一時的にアナリストの補助に入ることになりました。このちょっとした出来事が私の体育会生活にとっての大きなターニングポイントなるとは、この時思ってもみませんでしたが。

手伝い始めて最初の頃は、仕事を手伝うといっても、自分に出来ることはミーティングに使う動画作りしかできませんでした。一方、他のアナリスト達は過去のリーグ戦の動画をキーボードを打ちながらデータに落とし込み、相手と本塾のプレーを数字という見える形で表していました。そのために、練習時間はもちろん、帰宅した後や時には授業中(ちゃんと授業を受けましょう)にも作業を行っています。
4年目にして、アナリストの仕事がこんなにも大変で難しいものなのかと分析側に回ったことで初めて気付きました。
手伝い始めてからしばらくして、アナリスト達から少しずつ意見を求められるようになりました。現在、他のアナリストは全員女子で、バレー経験もあまりなく、チームの戦術を考える上で少し不安があるようでした。私自身、チームの戦略を考えられるのか、自信は全くありませんでした。けど、初めてこの慶應義塾体育会バレーボール部に対して「なにかできるんじゃないか」と感じ、3年間選手として努力し培ってきた知識を総動員して、少しでも彼女達とチームの一助となれるようにとアナリスト業を続けていくことを決意しました。
アナリストの手伝いとして、動画作りと並行して、相手チームの癖などの分析、戦術の提案、選手とアナリストとの橋渡しを取り組んでいました。

アナリストの仕事を手伝い続けて、入部してから1番楽しく充実した日々を過ごしていました。そしてやっと仕事にも慣れてきた、そんな時に気付けば引退していました。
アナリストになる前までは、早く引退したいなーと正直考えていました。しかし、いざ引退してみるともっとこのチームにいたかったです。こんな風に思えたのはチームのみんなが大好きだったからだと思います。
1年生はみんな可愛くて、いい子ばかりでいつも僕の心の癒しでした。
2年生は真面目な子達で、バレーのことを語り合ったりして、いい刺激になっていました。
3年生は生意気な子ばかりでしたが、みんな憎めなくて、頼もしい後輩です。
そして同期の4年生は、こんな私でもずっと温かく接し続けてくれて、最高の仲間です。

このチームにいれて幸せでした。

最後に後輩たちに一言で
当たり前のことだけど、選手とサポーター、セッターとスパイカー、リベロとセンター、監督と部員で考え方や環境・苦労していることは違う。だから、何か不満に思ったり、言いたいことがあったとしても一歩引いて自分と相手を俯瞰してみて欲しい。そうすることでよりよい解決策を見つけることができると思います。簡単なことかもしれないけど、自分が4年間体育会で過ごしてきて1番大切なことだと感じました。

長くなりましたが、これが私が過ごした体育会での4年間で感じたことと伝えたかったことです。後悔がなかったとは絶対言い切れません。けど、この体育会に入ると決断したことは間違ってなかったと思います。そう思えるくらい、このチームは魅力的で可能性に溢れているチームです。これからからもご支援と応援のほどよろしくお願い申し上げます。

今まで本当にお世話になりました。
ありがとうございました。