【戦評】第84回早慶バレーボール定期戦

先輩各位

日頃よりお世話になっております。法学部・政治学科・1年の西山誠一郎と申します。先日行われました第84回早慶バレーボール定期戦の試合結果をご報告致します。

12月19日(土) 於:上井草体育館

●慶応義塾大学0-3早稲田大学○
第1セット 22-25
第2セット 24-26
第3セット 18-25

 【先発選手】
WS:吉田(政4)、小出(環3)
OP:松本(環1)
MB:樫村(環4)、清水(総4)
S:高倉(商2)
Li:永田(総3)

 【交代選手】
赤川(総4)、加藤靖(商3)、宮川(総3)、島田(経1)

 【試合内容】
本日の対戦相手である早稲田大学は今年の全日本インカレで全試合を1セットも落とすことなく優勝を果たし、4連覇を成し遂げた日本最強の大学である。攻撃はシンプルな形であるが、素早いブロック、どこからでも打ってくるスパイク、そして強烈なサーブといったパワーバレーを展開する。したがって、本塾はサーブカットとブロックでいかに相手の攻撃力を弱めるかが鍵となった。

・第1セット
1点目はWS小出の良いサーブカットとスパイクによって慶応義塾大学が先制する。しかし、慶應のサーブミスにより同点になり、相手のブロックに阻まれ1対2と逆転を許す。ここで、MB樫村のスパイクとOP松本のブロックによって、ブレイクを果たし3対2と再び慶應がリードする。さらに、MB清水のブロックによってブレイクし4対2とする。しかし、サーブミスによって相手に一度サイドアウトを許す。ここでサイドアウトの攻防を挟み得点は5対4の慶應リード。この場面で一度相手にブレイクを許し、5対5の同点となる。ここから3回のサイドアウトの攻防を挟み、8対8の場面、この均衡を早稲田のブレイクによって、8対9と逆転されてしまう。一回のサイドアウトの攻防を挟み、再び早稲田のブレイクで9対11と2点リードされる。この悪い雰囲気をWS吉田のスパイクによって断ち切る。しかし、13対15の場面で早稲田のブレイクによって3点差をつけられ、たまらず慶應はタイムアウト。タイムアウト明けに慶應はサイドアウトを果たし、長いラリーの後、吉田のスパイクによってブレイクを達成する。これで点差を2点に縮めるも、慶應のスパイクミスによって3点差に戻る。これに乗じて早稲田はさらにブレイクを重ね15対19と点差が4点に広がり、タイムアウトをとる。この流れを松本のフェイントによって切る。慶應がサイドアウトを果たした17対20の場面でWS島田がピンチサーバーとして入る。見事に相手がアンテナにスパイクを当てるというミスを誘いブレイクを果たし、18対20と点差を縮める。しかし、直後に相手のブロックによってブレイクされ18対22と点差は3点差に戻る。この流れを清水の早い速攻で切り、さらに松本のサービスエースでブレイクを果たし20対22と早稲田に食らいつく。白熱したサイドアウトの攻防が続き、24対22の場面でピンチサーバー赤川がコートに入る。強烈なサーブを放つも最後は相手の速攻にブロックアウトを取られこのセットを22対25で慶應が落とす。

・第2セット
1点目は早稲田のポイントから始まるが、慶應がいきなりブレイクを果たし2対1と序盤をいい形で迎える。3回のサイドアウトの攻防を挟み5対4の慶應リードの場面で、相手のスパイクミスによって6対4と点差を2点に広げる。さらに、8対6の場面でLi永田のナイスレシーブから慶應からの攻撃の際に相手のネットタッチのミスがあり、ブレイクを果たす。9対6と点差を広げる。この勢いは止まらず12対9の場面で松本がサービスエースを決め、13対9とする。また、吉田の前サーブによって相手を崩し、最後は吉田のバックアタックによって再びブレイクし15対10と点差は5点にまで広がった。ここで相手はこの試合で始めてのタイムアウトを取る。タイムアウト明けに2回のサイドアウトの攻防が続き17対13の場面で慶應から放ったスパイクがアウトとなり、17対14となる。さらに18対15の場面で早稲田の粘り強いレシーブとブロックによりブレイクされ、18対16と点差は2点に縮まる。ここで慶應はタイムアウトを取る。しかし、タイムアウト明けに慶應にネットタッチのミスがあり、18対17と点差を1点にまで縮まった。この悪い流れを吉田のスパイクによって切った19対17の場面で、島田が2回目のピンチサーバーとしてコートに入る。しかし、相手がサイドアウトを果たした19対18の慶應リードの場面で、慶應が放ったスパイクがアウトになり19対19でとうとう早稲田に追い付かれる。20対20の場面でラリー中に慶應が粘り強さを見せるものの、早稲田がブレイクを果たし20対21と逆転を許す。ここで慶應がタイムアウトを取る。吉田のスパイクによって、悪い流れを切った21対21の場面でWS宮川とOP靖丈がピンチブロッカーとして入る。ここで見事に交代で入った宮川がラリーの最後にスパイクを決めてブレイクを果たし、21対22と再び慶應が逆転し、宗雲監督の腕が光った。24対23までサイドアウトの攻防が続き、慶應が先にリーチをかけた。しかし、相手は難なくサイドアウトを果たし、デュースに持ち込まれた24対24の場面で、慶應から放ったスパイクがアウトとなり、今度は相手にマッチポイントを握られる。直後に白熱したラリーが続くも、再び慶應が放ったスパイクがアウトとなり、第2セットも24対26で早稲田が取る。

・第3セット
慶應に後がなくなった第3セットに早稲田はそれまで出ていなかった本来のスターティングメンバーであった4年生が入る。一点目は松本のスパイクによって慶應が先制する。しかし、サイドアウトを許した直後に相手のネットインサーブが決まり1対2と逆転される。この流れに乗じてブロックポイントを重ね1対3と早稲田に2点リードされる。ここから7回ものサイドアウトを攻防を挟み、8対10の場面で、早稲田が1番WS宮浦によるサーブの勢いに乗り、早稲田に2回ものブレイクを許す。8対12と点差が広がった場面で、慶應がタイムアウトを取る。タイムアウト明け、相手のサーブミスにより、慶應がサイドアウトを果たす。しかし、9対13の場面でコンビが上手く合わず9対14と点差を広げられてしまう。しかし、11対15の場面で修吾のサーブが走り、2回ものブレイクを果たす。これで13対15と点差は2点に縮まった。しかし、早稲田がサイドアウト果たした13対16の場面で、慶應から放ったスパイクがアウトとなり点差は13対17まで広げられてしまう。タイムアウト明けも早稲田の勢いは止まらず、ブロックポイントによってさらにブレイクを重ね13対18と点差は5点となった。さらに14対19の場面で相手のレシーブではじいたネット際のボールを上手く裁くことができずブレイクを許した。加えて、相手の強烈なスパイクによってブレイクを重ねられる。点数は14対21となった。しかし、慶應もサイドアウトを果たした後、小出のサーブにより相手のミスを誘いブレイクに成功し16対21となる。一回のサイドアウトの攻防を挟んだ17対22の場面でピンチサーバーの赤川がコートに入る。長いラリーが続いたものの相手にサイドアウトを許す。直後、早稲田の宮浦のサーブによりブレイクされてしまい17対24とマッチポイントを握られてしまう。このピンチを吉田のスパイクによって返した18対24の場面で、靖丈がピンチブロッカーとしてコートに入る。しかし、最後は慶応のサーブミスによって第3セットを18対25で落とす。
 セットカウント0-3で本塾の負けで試合を終えた。しかし、日本一の早稲田大学に対して、決して見劣りせぬ白熱した試合であった。これが4年生にとって最後の試合であったため、負けた後に涙を流す4年生の姿があった。しかし、負けたのは悔しかったものの、4年生にとっては完全燃焼することのできた満足のいく試合であったのではないかと考える。